DaiGoの生活保護受給者に対しての発言が話題になりました。
大きな波紋を呼んでいて炎上商法というかなんというか。
個人的には武井壮さんの言っていることが腑に落ちました。
トントン拍子に成功を重ねた人には(もちろん紆余曲折あったでしょうが)人の痛みがわからなくなるのかなって悲しくなりました。
反逆心見たいのでのし上がってきたタイプでも、自分が上に立つと見下ろすような格好になってしまうのかなとも思いますが。
自分は医療系、リハビリの仕事をしていて一般の人に比べれば生活保護を受給している人と多く関わってきました。
娘さんに障害があり奥さんも精神疾患を持っている。
バリバリ働きたいけど時間に融通のきく仕事しかできずに国から援助を受けている。家族を大事にしている素敵な人でした。
中には酒とタバコとギャンブルに溺れて家族に見放されて独り身で。リハビリで関わっていてもワガママな人だなと思ってしまうこともありますが、退院する時には人一倍感謝してくれたり関わってみないとわからないこともたくさんありました。
ホームレスの方も2人ほど入院していたことがあります。
1人は会社を立派に務めあげて、趣味に関連した会社を立ち上げたがうまくいかずに公園で生活していたと。65歳になって年金が支給されて助かったと笑って話してくれました。
「色んな経験をしてやりきった」とたくさんの話をしてくれました。
実際にその状況の人とと関わって、その人の背景を知らないとDaiGoさんのような意見が出てきても仕方ないのかなと思う部分もありますが、知識だけでは人間性は構築されないのかもしれません。
この話題に仕切りに出てきた優生思想。
この言葉って、聞いたことはあっても意味を理解していなかったんですよね。
個人的にはかなり危険な思想である気がします。
何故自分が優れていると思っているのか。いわゆる社会的弱者という立場に置かれた時、どう思うんだろうか。
人の気持ちを考えることができない。
よく話題になりますね。なにか悪いことをした時に心ない言葉を浴びせる。
宮迫さんについてのことを書いたりしましたが、かなり言葉を選んだのとどうしても過程を知るとほとちゃんに寄ってしまう。(主観ですが)
そんなことを踏まえて、悪いことをしたんだけれどもボロクソに叩くのはまた違うと思ってしまいます。
コロナ前からでしたが、心に余裕のない、ギスギスした空気がすごく苦手です。